元
Conventional versus neutral positioning in central neurological disease: a multicenter randomized controlled trial.
2015 1月 ドイツ
脳損傷で歩けない患者に適した寝かせ方を調べてみたそうな。
脳卒中141人を含む計218人の歩行不能患者について、次の2種類の寝かせ方
*従来ポジション
*ニュートラルポジション
に2時間おいた後、
他動的な関節可動域を 股関節および肩関節について調べ比較した。
a) 従来ポジション、 b) ニュートラルポジション
次のことがわかった。
・ニュートラルポジションの患者の股関節可動域は従来ポジションに比べ有意に広かった。
・肩関節についても同様だった。
・「快適だった」とする患者の割合は、ニュートラルポジションで81%だったのに比べ、従来ポジションでは38%だった。
歩行できない患者をニュートラルポジションに2時間おくことで股関節および肩関節の他動的可動域が改善し、快適さも高かった、
というおはなし。
感想:
ちなみに片麻痺のがわを下にしても上にしても効果はかわらないらしい。