元
Does Action Observation Training With Immediate Physical Practice Improve Hemiparetic Upper-Limb Function in Chronic Stroke?
2015 1月 オーストラリア
運動観察はミラーニューロンネットワークを介して運動システムへの準備を促すという。
運動観察と理学療法を組み合わせたときの上肢機能の改善効果を調べてみたそうな。
脳卒中の慢性期で片麻痺の14人について、
*運動観察グループ
*リラクゼーション(比較)グループ
に分けた。
運動観察グループでは 30秒間の上肢運動ビデオを観せた直後に 同内容の理学療法訓練を行った。
2週間つづけた結果、
次のようになった。
・両グループ共に上肢運動機能および上肢使用の自己認識度が改善した。
・運動観察グループでの改善度はリラクゼーショングループのそれを大きく上回った。
・被験者は訓練前の運動ビデオを高評価した。
理学療法に運動観察を加えるとより効果的である。脳卒中の慢性期であっても簡単に成果を出せるかも、
というおはなし。
感想:
事前にリハーサルビデオを見せたら仕事がはかどった、ってだけの話にみえるけど 「ミラーニューロン」って単語をひとつはさむだけでアカデミックな印象になるよね。