元
Associations between quality of life and socioeconomic factors, functional impairments and dissatisfaction with received information and home-care services among survivors living at home two years after stroke onset.
2014 4月 ルクセンブルク
発症から2年後、自宅で暮らす脳卒中経験者の生活の質QoLに影響する要因をいろいろ調べてみたそうな。
平均年齢65、発症後18ヶ月以上の脳卒中経験者94人に面談調査した結果、
次のことがわかった。
・脳卒中経験者の50%は高卒以下で低所得だった。
・機能障害は珍しくなく、感覚45%、運動35%、記憶32%、言語31%、視覚20%だった。
・低学歴、低所得の脳卒中経験者のQoLは多くの側面で低かった。
・復職できている人のQoLは疼痛、メンタル、睡眠の点で隠居した人よりも良好だった。
・機能障害はQoLのほとんどあらゆる側面に影響していた。
・脳卒中により今後どうなってゆくのか? 巷にあふれる情報は正しいのか? リハビリやアドバイスを受けるにはどうしたらよいのか? といった情報アクセスへの不満とQoLの多くの側面が強く関連していた。
脳卒中経験者はいろいろな理由でQoLが低下し 抑うつになりがちである、
というおはなし。
感想:
ネットがなかった頃の脳卒中経験者はどうやって情報あつめてたんだろう?
きっといまでも ネット利用者密度の低い地方の村落に行くと、主な情報源は口コミで『△△病院の〇〇先生はすごいらしい、、触れるだけで治る』って尾ひれのついた噂が飛び交っていると思う。