元
Walking training with cueing of cadence improves walking speed and stride length after stroke more than walking training alone: a systematic review.
2014 12月 オーストラリア
脳卒中患者がメトロノームや音楽の一定のリズム(キューイング)に合わせて歩行訓練をしたばあい、ただ歩行するだけの場合よりも効果的なものなのか 調べてみたそうな。
医学研究データベースから過去の関連する論文を厳選して、データを統合、再解析したところ、
次のことがわかった。
・計211人の被験者を含む7件の研究が見つかった。
・キューイングありの歩行訓練の場合、ただ歩行する訓練に比べ
・歩行速度が 0.23m/秒 向上した。
・歩幅は0.21m広くなり、歩数は19ステップ/分増えた。
・歩行対称性も15%改善した。
・1回30分間x週4回x4週間の訓練で効果があった。
脳卒中患者の リズムに合わせた歩行訓練で、単に歩くだけの訓練に比べ スピード、歩幅、歩数、対称性が明らかに向上した。簡単に実行できるのでオススメ、
というおはなし。
感想:
リズムに乗るまでがたいへんそうだけど、それなりのペースがあるかもな。