元
Subjective Memory Complaints and the Risk of Stroke
2014 12月 オランダ
主観的な物忘れの訴えと脳卒中リスクとの関連を学歴による違いも含めて調べてみたそうな。
被験者9152人について物忘れについてのアンケート調査および痴呆を調べるミニメンタルステート検査も行い、その後10年以上にわたり脳卒中の有無をフォローした。
次のことがわかった。
・調査期間中に663件の脳梗塞、99件の脳出血が起きた。
・主観的物忘れの訴えがある人は脳卒中リスクが1.20倍だった。
・ミニメンタルステート検査のスコアと脳卒中リスクとの関連は見られなかった。
・高学歴者に限定すると物忘れがある場合の脳卒中リスクは1.39倍になった。
高学歴なのに物忘れが気になるようになったら脳卒中が近いぞ、
というおはなし。
感想:
テストに慣れた人は痴呆検査の意図を瞬時に見抜き高スコアですり抜けてしまう。自分自身で『物忘れヤバイ‥』と言い出すほどになったときには病状がかなり進んでいるってことと理解。