元
On-Road Driving Impairments and Associated Cognitive Deficits After Stroke.
2014 10月 アメリカ
脳卒中経験者が自動車運転に必要な能力と左右脳損傷の違いについて調べてみたそうな。
99人の脳卒中経験者について 認知機能テストを行い、運転教習の専門家による路上運転スキルの評価結果との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・37人が路上テストで非常に低い評価だった。
・彼らは特に、車線変更や合流操作に問題があった。
・同時に2つ以上の作業を併行して行う「分配性注意力」がもっとも重要な能力だった。
・右脳損傷者は、左脳損傷者に比べ視野の広さ、空間無視、視野探索、視空間構成、分配性注意の点で劣っていた。
・左脳損傷者については視野探索、情報処理スピード、執行機能障害の組み合わせが運転評価の判定に適していた。
運転中のとっさの対応力や視覚情報統合力の低下が脳卒中経験者の自動車運転を困難にしていた。脳損傷の左右側別に評価、トレーニングできる仕組みが必要だろう、
というおはなし。
感想:
まったくそのとおりで、最近になってようやく運転中に同乗者と会話ができる余裕が生まれてきた。
しかし夜や雨の日の運転中は話しかけられても いまだに返事もできない。