元
Explanatory factors for the increased mortality of stroke patients with depression.
2014 10月 イギリス
脳卒中後のウツと死亡率の関係に影響する要因を調べてみたそうな。
1998-2013の脳卒中患者の医療データを解析したところ、
次のことがわかった。
・発症5年後までフォローできた1354人ぶんのデータが集まった。
・発症後3ヶ月時点で32.1%がウツで、24.4%が5年以内に死亡していた。
・ウツのある脳卒中経験者の死亡率は1.4倍だった。
・この関連は65歳未満で顕著だった。
・他の疾患、喫煙、飲酒、SSRI薬、社会サポート、服薬順守率を考慮にいれてもこの傾向は変わらなかった。
・3ヶ月時点でのウツの有無に関わらず、脳卒中後にSSRI薬(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)を始めた者の死亡率が高かった。
脳卒中後ウツの患者の死亡率は高く 特に若年者で顕著だった。あらたにSSRI薬を始めた脳卒中経験者の死亡率はさらに高かった、
というおはなし。
感想:
脳卒中後ウツにSSRIは死亡傾向(たぶん自殺)が高まるだけで割りに合わないってことなんだろうか。
SSRIビジネスの闇は深そうなのでウィキペディアをリンクするにとどめておこう。