元
Efficacy of Synchronous Verbal Training During Repetitive Transcranial Magnetic Stimulation in Patients With Chronic Aphasia.
2014 11月 台湾
言語療法に効果的な磁気刺激(rTMS)のやりかたを調べてみたそうな。
非流暢性失語の脳卒中患者45人を次の3グループに分けた。
*rTMSの最中に言語訓練を行う。
*rTMSの直後に言語訓練を行う。
*偽のrTMSと一緒に言語訓練を行う。
言語訓練は線画命名課題を、rTMSは脳の健常側への1Hz刺激で1日1セッションx10日間行った。
効果を3ヶ月後までフォローした。
次のようになった。
・rTMSを言語訓練の最中に行ったグループで 表現力、叙述力など複数の側面で失語テストスコアが他の2グループに比べ著しく向上した。
・この効果は3ヶ月後も持続し、言語訓練とrTMSを同期したグループで優れていた。
磁気刺激と言語訓練は別々に行うよりも一緒に行ったほうが効果的かつ持続的だった、
というおはなし。
感想:
磁気刺激で手が動くって話をすっかり聞かなくなったけど、同じように刺激しながらつまむ訓練をするといいんじゃないのかな。