元
Differentiation of true transient ischemic attack versus transient ischemic attack mimics.
2014 7月 イラン
一過性脳虚血発作(TIA)が疑われた患者のうちTIAではなかった者がどのくらいいるのかを調べてみたそうな。
脳卒中センターに入院してきてTIAを疑われた患者について3ヶ月間フォローし、診断を確定させた。
次のことがわかった。
・310人の患者(男性59%、女性41%)がTIAを疑われた。
・そのうち10%の患者がTIA類似症状だった。
・類似症状の患者は本当のTIA患者より14歳ほど年齢が若かった。
・本当のTIA患者には高血圧、失語、症状の継続、高齢といった特徴があった。
・TIA類似症状の主な原因は片頭痛だった。
・麻痺、感覚障害、片目が見えなくなるなどの症状では類似症状との区別がつかなかった。
TIAが疑われた患者のうち10人に1人は類似症状だった。両者を判別するのはなかなか難しい、
というおはなし。
感想:
TIA自体が脳卒中の類似症状のような印象を持っていたので関心を持った。
高齢者の脳卒中のうち13%は脳卒中ではなかった
『妻が脳卒中に... orz』、医師『ただの偏頭痛でした』