元
Efficacy of Constraint-Induced Movement Therapy in Early Stroke Rehabilitation: A Randomized Controlled Multisite Trial.
2014 11月 ノルウェー
脳卒中早期のCI療法には実績が多くない。
発症後4週間以内でのCI療法の効果を調べてみたそうな。
47人の脳卒中患者をCI療法グループおよび通常リハグループに分けた。
日中のほとんどを非麻痺手にミットをはめて過ごし、平日3時間、2週間のCI療法を行った。
6ヶ月後まで効果をフォローしたところ、
次のようになった。
・治療直後はCI療法グループで著しい手の機能改善が見られた。
・しかし6ヶ月時点では、手の障害の程度、機能、使用頻度いずれも両グループで差がまったくなくなっていた。
CI療法はその直後には効果を示したが、6ヶ月後には効果を確認できなかった、
というおはなし。
感想:
おそらくこういうこと↓だと思う。
・CI療法は早期に適用してすら効果が持続しない。 または
・手指の伸展が可能な非常に軽度の麻痺患者のみがCI療法の対象になるので、患者の多くは6ヶ月後には勝手に治ってしまっていた。