元
Increased Prevalence of Posttraumatic Stress Disorder in Patients After Transient Ischemic Attack
2014 9月 ドイツ
一過性脳虚血発作(TIA)は障害を残さない軽い脳卒中と考えられているものの、患者にとっては恐怖体験である。
そこでTIA患者の心的外傷後ストレス障害(PTSD)の割合を調べてみたそうな。
TIA患者108人について、3ヶ月後時点での心理的、身体的状況を調査したところ、
次のことがわかった。
・29.6%がPTSDと診断された。この割合は一般人の10倍だった。
・PTSDとされた患者には不安やウツの症状もあった。
・PTSDの患者は将来の脳卒中のリスクが高いと自覚していて、そのストレスに対処できない状況にあった。
・PTSDがあるとQOLも低かった。
TIA経験者のおよそ3人に1人がPTSDで、不安やウツ、QOLの低下を伴っていた。将来の脳卒中リスクを過大評価するあまり そのストレスに対処できないことが理由と考えられた、
というおはなし。
感想:
自分もこの15年ほどのあいだに ISDN → ADSL と経験し、昨年11月ついにひかりに切り替えた。