元
Cortical Mechanisms of Mirror Therapy After Stroke.
2014 10月 イギリス
ミラーセラピー中の脳の変化を、脳磁図(MEG)を使って調べてみたそうな。
10人の脳卒中片麻痺患者と13人の健常者について、次の2つの条件下で両手運動をしているときの運動野の事象関連同期信号(15-30ヘルツ)を測定した。
*両手を直接目で見て運動 または
*麻痺手の横に置いた鏡の像をみながら運動(ミラーセラピー)
次のようになった。
・健常者では事象関連信号の左右対称性はミラーセラピー時も変わらなかった。
・患者では事象関連信号が全体的に弱かったが、非損傷側の脳半球で信号が大きかった。
・ところがミラーセラピー中には この左右の信号がより対称的になった。
ミラーセラピーは脳卒中患者の脳の働きの非対称性を正すように作用するのではないか、
というおはなし。
感想:
MEGの脳卒中ミラーセラピーは初めてみた。おもしろい。