元
Randomized Controlled Trial of Early Rehabilitation After Intracerebral Hemorrhage Stroke: Difference in Outcomes Within 6 Months of Stroke.
2014 10月 中国
脳卒中患者の超早期リハビリの研究はこれまで主に脳梗塞について行われており、脳内出血での効果はよくわかっていない。
そこで脳内出血患者について実験してみたそうな。
平均年令59、243人の脳内出血患者について、
*通常のリハビリのみ または
*通常のリハビリ+早期リハビリ(発症48時間以内に開始)
の2グループに分けて、6ヶ月後の生存率、QOL、自立度等について比較したところ、
次のようになった。
・通常リハビリのみのグループのほうがより亡くなってしまいがちだった。
・身体面、心理面のQOL、自立度、不安度いずれも早期リハビリグループで明らかに優れていた。
脳内出血患者の早期リハビリは、半年後の生存率や機能回復度を向上させることがわかった、
というおはなし。
感想:
集中治療室にいたとき、横を向いただけでひどく怒られたのを思い出した。
脳出血患者は動いたらアカンという常識を破った点が評価できる。中国でないとできない研究と思った。