元
Post-stroke fatigue is associated with impaired processing speed and memory functions in first-ever stroke patients.
2014 8月 フィンランド
脳卒中のあとの疲労とウツ、認知機能との関係を調べてみたそうな。
若年脳梗塞患者133人について疲労、ウツの神経心理テストおよび記憶力、推理力などの認知機能テストを発症3ヶ月後、6ヶ月後、2年後に行った。
次のようになった。
・発症3ヶ月後時点で、疲労ありグループは33人、疲労無しグループは100人だった。
・疲労のある患者は無しの者に比べ6ヶ月後でも思考処理速度、記憶力が劣っていた。
・疲労とウツ症状は関連していた。
・思考処理速度と記憶力の低下はウツ症状が解決したのちも続いていた。
・疲労があると2年後時点での復職率が低かった。
脳卒中発症後3ヶ月時点での疲労は ウツ症状や認知機能の低下、復職困難と関連があった。疲労のある患者の思考処理速度や記憶力はウツ症状が収まったのちも続いた、
というおはなし。
感想:
たしかにウツと疲労は別物で、疲労のほうがずっと長く続いた。