元
Estimation of sodium and potassium intakes assessed by two 24 h urine collections in healthy Japanese adults: a nationwide study.
2014 8月 日本
ナトリウムの摂り過ぎやカリウムの不足は心血管疾患のリスクになる。
そこで、日本人についてナトリウムとカリウムの摂取量を正確に計測してみたそうな。
23の都道府県の福祉施設で働く 健康な20-69歳の男(384人)女(376人)について、24時間の蓄尿試料から1日のナトリウム、カリウムの摂取量を推定した。
正確を期すためにこの蓄尿調査を2回実施した。
次のことがわかった。
・平均ナトリウム排泄量は1日あたり、男性: 206·0 mmol、女性: 173·9 mmolだった。
・同様にカリウム排泄量は、男性: 51·6、 47·2だった。
・これらの量は都道府県によってかなり異なった。
・日常の摂取量を推定したところ、ナトリウムでWHOの推奨値に収まる男性はいなかった。女性は0.1%のみだった。
・ナトリウムで厚生労働省の基準に収まる男性は3.2%、女性は5.0%だった。
・カリウムでは、WHO基準で男女合わせて7.5%が、厚生労働省基準では21.7%が適正範囲内だった。
日本人は想定していた以上に塩分を摂り過ぎているので早急な減塩政策が必要であろう、
というおはなし。
感想:
食塩量に換算すると、どうやら平均で男性14.0g、女性11.8g摂っているらしい。
詳細は本日のクローズアップ現代で。
道は険しい? “減塩社会”への挑戦