元
The Prevalence and Magnitude of Impaired Cutaneous Sensation across the Hand in the Chronic Period Post-Stroke.
2014 8月 オーストラリア
脳卒中患者の手の皮膚感覚について調べてみたそうな。
42人の慢性期脳卒中経験者と36人の健常者について手の表面の各位置での知覚閾値テストを行った。
手の運動機能も評価し関連を解析した。
次のようになった。
・33%の患者が皮膚の知覚障害をもっていた。
・その程度は麻痺側の手の位置によっても異なり、健常者の40-84%知覚力が低下していた。
・健常者にとっては年齢による劣化をいちばん受けにくい手の背側で 知覚がもっとも障害された。
・運動機能障害との関連は指先および手のひらの知覚低下として確認できた。
慢性期脳卒中経験者の3分の1で皮膚感覚の障害を確認できた、
というおはなし。
感想:
数日前、レモンの木を剪定した。枝にはトゲがあって右手で触れると痛くて仕方がない。そこで左手で枝をつまむと痛みをほとんど感じないのでどんどん作業が進んだ。
感覚麻痺でよかったなぁ と思った数少ないシーンのひとつ。