元
Effect of warm acupuncture stimulation of Waiguan (TE 5) on post-stroke shoulder-hand syndrome.
2014 7月 中国
脳卒中患者の肩手症候群(肩の痛みと手の浮腫み)に効くツボの効果を検証してみたそうな。
肩手症候群の脳卒中患者60人を2グループに分けて、一方にはツボ Waiguan (TE5)への灸(温熱刺激)治療を行った。
両グループには併行して、別のツボへの定型の鍼刺激と通常のリハビリ訓練を行った。
週5日x2週間の治療の前後で、肩の痛み、手の浮腫み、運動機能を測定し、比較した。
次のようになった。
・両グループで肩の痛みと手の浮腫みが著しく軽減した。
・肩の運動機能も改善した。
・肩手症候群の改善した者の割合は
「比較グループ vs. 灸グループ」の順で、
完全に治癒: 0% vs. 6.7%となり、灸グループの効果が上回っていた。
著しい改善:23.3% vs. 83.3%
まあ効果的: 56.7% vs. 6.7%
全然 ダ メ: 20.0% vs. 3.3%
脳卒中で肩手症候群の患者には従来型のリハビリや鍼治療に加えて灸も行うと効果的である、
というおはなし。
外関:Waiguan (TE5) の位置
感想:
なぜ灸なのか?