元
Can stroke survivors with severe upper arm disability achieve clinically important change in arm function during inpatient rehabilitation? A multicentre, prospective, observational study.
2014 7月 オーストラリア
脳卒中で重度の上肢麻痺になった患者のうち、まともに回復できる人の割合を調べてみたそうな。
16ヶ所のリハビリ施設に入院した重度上肢麻痺の脳卒中患者618人について、入院時と退院時の上肢機能を評価した。
そのスコアから、
ⅰ)統計学的有意な改善、
ⅱ)臨床的に意義のある最小レベルの改善、
ⅲ)重度→軽度への明らかな改善
おのおのに当てはまる者の割合を調べた。
次のようになった。
・226人が退院時に統計学的有意に改善した。
・そのうち68%(155人)が臨床的に意義のある最小レベルの改善を示した。
・また、45%(102人)は重度から軽度への明らかな改善が見られた。
・大きく改善した者には、発症からリハビリ入院までの期間が非常に短いという特徴があった。
脳卒中で重度上肢麻痺になった患者は、リハビリ病院入院中に臨床的に明らかな回復を示しうる、
というおはなし。
感想:
618人全員に対する割合で計算すると、重度上肢麻痺患者のうち 実感できる程度に回復する者の割合は20%前後になる。
なるほど って感じかな、、