元
Peripheral pulse measurement after ischemic stroke: A feasibility study.
2014 7月 ドイツ
脳梗塞の再発を防ぐためには通常、病院で長い時間をかけて心電図を測り心房細動の有無を調べなくてはならない。
代わりに患者が自分で手首の脈を測って心房細動がわかるものなのかどうか実験してみたそうな。
256人の脳梗塞患者について、
*医療のプロ
*患者家族
*患者本人
それぞれに手首の脈から心房細動を見分けるコツを教育した。
そののち、本番一回勝負で患者の脈を測り心房細動の有無を判定させ、実際の診断結果と比較した。
次のようになった。
・感度(病気の人を病気と判定する割合)は、医療プロ:96.5%、患者家族:76.5%、本人:54.1%だった。
・特異度(病気でない人を病気でないとする割合)は、それぞれ94.0%、92.9%、96.2%だった。
・特に、本人測定での擬陽性率(病気としたが間違っている割合)は、2.7%だった。
擬陽性率が非常に低いので、手首の脈から調べるこの方法は簡易的な一次検査として大いに使えるかも知れない、
というおはなし。
感想:
自分で脈とってみて そのリズムがほんの一瞬でもおかしいな…と思ったら病院に行ってみな、ってことなんだと思う。