元
The Effect of Combined Somatosensory Stimulation and Task-Specific Training on Upper Limb Function in Chronic Stroke: A Double-Blind Randomized Controlled Trial.
2014 5月 イギリス
体性感覚(皮膚および深部感覚)刺激を加えると脳卒中リハビリがはかどると言われている。
そこで課題志向型訓練に組み合わせたときの効果を調べてみたそうな。
33人の慢性期脳卒中患者を体性感覚刺激グループと偽刺激グループに分けて2時間の課題志向型訓練を12セッション行った。
体性感覚刺激は訓練の30分前に上肢肘周辺の3つの神経を対象に電気パルスを与えた。
メカニズムを調べるためにTMS検査も行った。
訓練のあと2日目、3ヶ月、6ヶ月後に効果をフォローした。
次のようになった。
・訓練後、リアル刺激グループで上肢機能の大きな改善があった。
・しかしその効果は3ヶ月以降は見られなかった。
・皮質脊髄路の興奮性に変化はなかった。
体性感覚刺激を課題志向型訓練に加えたときの効果を確認できた。しかしそれは長く続かなかった、
というおはなし。