元
Modified constraint-induced therapy for the lower extremity in elderly persons with chronic stroke: single-subject experimental design study.
2014 4月 スウェーデン
上肢のCI療法はよく研究されているけれど、下肢のCI療法の研究はほとんどない。
そこで 実験してみたそうな。
高齢の慢性期脳卒中患者3人(男2女1)について、下肢のCI療法を1回2時間x週5日x4週間行いその効果測定を3ヶ月間フォローした。
下肢CI療法は、健側の脚全体を装具で固めて使えないようにし、麻痺脚のみを集中的に訓練した。
次のようになった。
・複数の評価項目の半分以上で著しい改善を示した。
・それらの効果が3ヶ月後も持続していた。
下肢のCI療法はバランス、歩行機能の改善に効果的かも知れない、
というおはなし。
感想:
上肢CI療法の優れたところは、明らかに良くなりそうな患者のみを選別し、そうでない患者をぜったいに治療対象としないための基準を明確にした点にあると考える。
下肢の場合はいったいどのような表現で選別しているのか関心を持った。
読むと「補助なしで10メートル以上歩けること」が条件だった。