元
Socioeconomic disparities in work performance following mild stroke.
2014 4月 アメリカ
軽度の脳卒中になった若年患者の復職と 社会経済状況との関連について調べてみたそうな。
21人の若年軽度脳卒中患者について認知機能、職種、労働環境等について発症から7ヶ月後までフォローしたところ、
次のようになった。
・単純労働に就く患者はスキルを要する職に就く患者に比べ認知機能評価スコアが明らかに低かった。
・単純労働に就く患者は社会サポート、仕事上の自律性、生産性が著しく欠けていると感じていた。
単純労働に就く社会経済レベルの低い軽度脳卒中患者は、高度なスキルを要する職に就く社会経済レベルの高い患者に比べ復職がより困難である。
障害の見られない軽症の脳卒中であっても 患者をフォローアップすることで復職後の仕事の継続性を改善できるかも知れない、
というおはなし。
感想:
軽い脳卒中だとすぐに復職できるけれど「いままでとなにか違う感」にさいなまれて 仕事の継続が困難になる、ってことなんだと理解。けど単純労働者にその傾向が顕著な理由がわからない。むしろ逆の気がする。単純に収入の問題なのかね。