元
Mortality following stroke during and after acute care according to neighbourhood deprivation: a disease registry study.
2014 3月 フランス
居住地域の貧困がひどいほど脳卒中患者の死亡率が高くなることがわかっている。
急性期の治療中にもこの傾向があるものかどうか、調べてみたそうな。
1998-2010の平均年令75、1760人の脳卒中患者の医療記録を解析したところ、
次のことがわかった。
・284人(16.1%)が発症90日以内に死亡した。
・急性期治療の運用管理状況は地域の貧困レベルによって違いはなかった。
・急性期治療中の患者の死亡率と貧困との間に関連はなかった。
・この状況は脳卒中の種類、重症度に依らなかった。
地区の貧困がひどくなるにつれて脳卒中後の死亡率が高くなる傾向は、入院中ではなく退院したあとで顕著になるであろうことがわかった、
というおはなし。
感想:
貧乏人への治療がぞんざいになるというわけではなさそう。