元
Motor excitability changes during action observation in stroke patients.
2014 3月 ドイツ
動作観察療法で運動神経の興奮性が変わるかどうか、麻痺手と健側手で違いはあるか、運動麻痺と感覚麻痺とで違いがあるかどうか、実験してみたそうな。
発症6ヶ月未満 18人の脳卒中患者(運動麻痺10人、感覚麻痺8人)について指先で物をつまむ動作のビデオを見せた。
この間TMSを使って脳から指の筋肉までの運動誘発電位を測定した。
次のようになった。
・TMSによる指筋肉の反応は、安静時よりも動作ビデオを見ている時に麻痺手、健側手共に著しく高かった。
・この効果はビデオに映っている手と同じ側の手で顕著だった。
・運動麻痺患者、感覚麻痺患者で差はなかった。
・11人の患者の麻痺手に、動作観察と明らかに関連した運動誘発電位の増加があった。
・15人の患者の健側手に、動作観察と明らかに関連した運動誘発電位の増加があった。
動作観察療法はリハビリに使えるかも知れない、
というおはなし。
感想:
動作観察療法の報告を最近よく見かける。
エスカレータの乗り降り動作をビデオにしたものを観たかったな、入院中に…