元
Is smoking associated with favourable outcome in tPA-treated stroke patients?
2014 2月 ノルウェー
血栓溶解療法を受けた脳卒中患者の予後と喫煙習慣に関連があると言われている。
実際のところどうなのか、調べてみたそうな。
発症6時間以内に入院した患者で、tPA治療を受けた患者とそうでない患者について、喫煙習慣と1週間後の自立度との関連を解析したところ、
次のようになった。
・399人の患者がtPA治療を受けた。内訳は現役喫煙者94人、元喫煙者148人、非喫煙者157人だった。
・424人の患者はtPA治療を受けなかった。現役喫煙者90人、元喫煙者164人、非喫煙者170人だった。
・tPA治療を受けた患者のうち現役喫煙者のみ治療結果が良好だった。
・tPA治療を受けなかった患者についてはこのような関連は見られなかった。
発症直前までの喫煙習慣とtPA治療の好成績との間に関連があった。タバコは脳梗塞治療に効くのかもしれない、
というおはなし。