元
Effects of a Mirror-Induced Visual Illusion on a Reaching Task in Stroke Patients: Implications for Mirror Therapy Training.
2014 2月 オランダ
ミラーセラピーの効果的な実行条件について調べてみたそうな。
発症6ヶ月以上の脳卒中患者93人を次の5つの条件ごとのグループに分けて、リーチ課題訓練を行い 効果を測定した。
1)鏡を使わずに麻痺手の訓練を直接見る。(→ 通常のリハビリ)
2)健側手の訓練を直接見る。
3)鏡に映した健側手の訓練を見る。(→ ミラーセラピー)
4)両手を使い、麻痺手は衝立てで隠す。
5)両手を使い、健側手を鏡に映す。
1)-3)は片手訓練。
次のようになった。
・1)がもっとも効果があった。
・3)は1)とほぼ同程度の効果があった。
・2)は1)に比べ改善程度がずっと低かった。
・両手運動での動作に要する時間は、鏡の有無に関わらずあまり改善しなかった。
鏡に映した健側手の動作を観察する いわゆるミラーセラピーが運動学習を促すことがわかった。鏡を使った両手訓練は片手訓練より優れているわけではなかった、
というおはなし。
感想:
鏡1枚でクロスエデュケーション効果が激増するってことか。
リハビリ革命だな。