元
Eliciting Upper Extremity Purposeful Movements Using Video Games: A Comparison With Traditional Therapy for Stroke Rehabilitation.
2014 2月 イスラエル
脳卒中リハビリの現場でビデオゲームが用いられるようになってきているものの、その特徴についてはよくわかっていない。
そこで、従来のリハビリに比べ ビデオゲームリハビリが意味のある動作を伴っているものかどうか、調べてみたそうな。
平均年令50、発症後1-7年の脳卒中患者29人について、ビデオゲームグループと従来リハビリグループに分け、同じ時間のトレーニングを行った。
ビデオゲームはXBOXやプレステなど市販のゲームを使い、従来リハビリは療法士の指示に従いボールやブロックを使った動作訓練を行う。
上肢トレーニング最中の患者の動作をビデオ撮影し、各動作の目的が明らかであるかどうかを判定した。
同時に手首に取り付けた加速度センサーの結果から、上肢の動きの強弱と運動機能との関連を解析した。
次のようになった。
・ビデオゲームグループでは上肢の動作37970回中、目的の明らかな動きが271回あった。
・従来型リハビリグループでは、上肢動作14872回中、目的の明らかな動きは48回だった。
・まったく無目的な動きは 従来リハビリで26回だったのに対し、ビデオゲームでは0回だった。
・上肢の運動能力と動作回数との間に関連があった。
・運動能力の高い者ほど動作回数も多かった。
ビデオゲームリハビリは、従来型リハビリに比べ 患者にとってより有意義な動作を数多く訓練することができる、
というおはなし。
感想:
容姿抜群な異性のバーチャル療法士さんが画面に登場するようになったら、ますますモチベーションがアップするね。