元
Can overestimation of walking ability increase the risk of falls in people in the subacute stage after stroke on their return home?
2013 12月 イタリア
脳卒中患者の転倒は珍しいことではなく、歩行スピードと関連があると言われている。
そこで、全力で歩くときのスピードと、楽に歩く場合のスピードが 転倒リスクとどう関連するかを調べてみたそうな。
歩行可能な脳卒中患者75人ついて、退院時に10m歩行テストと6分間歩行テストを行った。
その後1年間、2ヶ月置きに転倒した回数を電話調査し、両者の関連を解析したところ、
次のようになった。
・6分間歩行テストと10m歩行テストのスピードの比が転倒回数と関連していた。
・短距離の歩行時にやたらスピードが上がる患者はより転倒しやすかった。
短距離と長距離を歩かせた時のスピードの違いをみれば、その脳卒中患者の転倒しやすさが予想できる、
というおはなし。
感想:
達成できるスピードや距離そのものではなく、どのくらいせっかちなのか という患者の性向が転倒と関係している ってことと理解。
看護師同伴で廊下を歩くことを許可された当初、異常にスピードが速いと注意されて、案の定転倒しかけて間一髪で助けてもらった思い出。