元
Discharge disposition to skilled nursing facility after endovascular reperfusion therapy predicts a poor prognosis.
2014 1月 アメリカ
脳卒中の治療を受けた患者が、その転院先(リハビリ施設か高度看護施設)によって予後がちがうものかどうか調べてみたそうな。
平均年齢63、147人の脳卒中患者の医療データを解析し、発症90日後の自立度を評価したところ、
次のようになった。
・リハビリ施設へ移った者と高度看護施設に行った者とで、梗塞の大きさなどの身体状況はほぼ同じだった。
・しかし発症90日時点での予後は大きく異なり、高度看護施設の患者で回復良好な者は非常に少なかった。(25% vs 46%)
・高度看護施設へ転院した患者の90日後の自立可能性は34%と非常に低かった。
血栓治療を行った後、リハビリ施設や高度看護施設に転院した脳卒中患者は 入院時の重症度や転院時の梗塞の大きさはほぼ同じだった。にも関わらず、高度看護施設へ移った患者の良好な回復可能性は非常に低かった、
というおはなし。