元
Fight like a ferret: a novel approach of using art therapy to reduce anxiety in stroke patients undergoing hospital rehabilitation.
2014 1月 イギリス
脳卒中リハビリを全体的に眺めてみると、不安やウツが珍しくないにも関わらず身体機能的回復にのみ重点が置かれ、心理的な健康がないがしろにされている。
そこで、アートセラピーが脳卒中患者の孤独や不安を癒やすものかどうか調べてみたそうな。
リハビリ入院中の脳卒中患者に6週間のアートセラピーを受けてもらった。
アートセラピーは心理セラピストにより、絵画や粘土工作、写真撮影、iPadを通じて行う。
次のようになった。
・6人の男性脳卒中患者が参加した。
・グループディスカッションを通して不満や回復への希望を腹蔵なく語り合った。
・彼らはいくつかのアートオブジェクトと写真イメージを造り、それらをつなぎあわせて10分間のフィルム作品を仕上げた。
・病院不安ウツ尺度はアートセラピー前後で8→6ポイントへ下がった。
現在の脳卒中リハビリでは患者の感情へ着目することがほとんどない。不安やウツ対策としてのアートセラピーは有効かも知れない、
というおはなし。
アートセラピーの例:2011年に脳卒中で右半身麻痺になった日本人女性が左手で描いた絵の数々。