元
No effects of anodal transcranial direct stimulation on language abilities in early rehabilitation of post-stroke aphasic patients.
2013 10月 ポーランド
最近の研究では失語症患者の左脳皮質の興奮性の高まりと言語能力との間に関連があると言われている。
そこで、経頭蓋直流電気刺激(tDCS)の左脳へのプラス電極刺激が失語症の改善に効果があるか調べてみたそうな。
脳卒中で失語症の37人の患者について、左脳ブローカ野へのプラス電極刺激グループと、偽刺激グループに分けて3ヶ月後の言語能力を評価比較した。
tDCSは15日間継続した。両グループには通常の言語療法も行った。
次のようになった。
・両グループ共に改善したが、
・改善程度に差はまったく見られなかった。
脳卒中で失語症患者へのプラス極tDCSはなんの役にも立たなかった、
というおはなし。
感想:
似たようなことを研究して成果を出してるひとがいっぱいいるみたいだけど、
この研究者は業界の空気を読めなかったのかも知れない。