元
Meta-analysis of the Efficacy of Different Training Strategies in Animal Models of Ischemic Stroke.
2013 10月 ドイツ
脳梗塞のあとのリハビリ戦略とその適切な時期を、動物実験での結果をたよりに調べてみたそうな。
関連する過去の研究を検索して、それぞれを次のように分類し、解析しなおした。
・強制運動
・自発的運動
・CI療法
・課題学習型運動(熟練手伸ばし訓練)
次のようになった。
・対象動物計880匹、35件の研究を厳選し、データを統合した。
・運動によって梗塞体積は14%減少した。
・認知機能は33%改善した。
・神経症状は13%改善した。
・走行機能は7%改善した。
・強制運動でもっとも効率よく梗塞体積が減少し、走行機能も改善した。
・上肢機能の改善は課題学習型運動がもっとも効果的だった。
・発症後1-5日以内に運動を始めるのがもっとも効果的だった。
脳卒中にした動物を使った実験によると、運動によって梗塞の体積が減り各種機能回復が促された。特に、強制運動と課題学習型運動が効果的で、開始時期によって効果が変わった、
というおはなし。
感想:
動物さんは正直で空気を読んだりしないから、とても参考になる。