元
Comparison of foot pedal reaction time among patients with right or left hemiplegia and able-bodied controls.
2013 11月 カナダ
脳卒中のあとの自動車運転の再開は患者のみならず医療関係者にとっても関心事である。
そこで自動車のフットペダルへの反応時間の違いを実際に調べてみたそうな。
右または左片麻痺の脳卒中患者20人と健常人10人について、次の3つの状況でのフットペダル操作の反応時間(反応するまでの時間と動作に要する時間)を計測、比較した。
*通常位置のアクセル、ブレーキを右足で操作する。
*通常位置のアクセル、ブレーキを左足で操作する。
*左寄りに設置したアクセル、ブレーキを左足で操作する。
次のようになった。
・健常者は反応するまでの時間が全ての状況において右、左片麻痺患者より短かった。
・同様に、健常者は動作に要する時間も右片麻痺患者より短かったが、
・右足操作に限定すると左片麻痺患者のそれは健常者と同レベルだった。
・右足操作の場合、左片麻痺患者のトータルの反応時間は健常者のそれと同レベルだった。
左片麻痺患者が右足でペダル操作する場合、その反応時間は健常者と同等だった。一方、右片麻痺患者ではどちらの足で操作しても反応時間は非常に長くなった、
というおはなし。
感想:
ペダル位置を改造しても、やっぱ利き足じゃないと難しいのかね。