元
Are Contents of Physical Therapy in Nine Japanese Hospitals for Inpatients with Stroke Related to Inpatients' and Physical Therapists' Characteristics?
2013 6月 日本
日本の理学療法士が普段いったいなにをやっているのかはよくわかっていない。
そこで彼らの脳卒中患者向けの活動内容を詳細に調べてみたそうな。
9施設85人の理学療法士に脳卒中患者(216人)向けのリハビリセッション内容を5分刻みで自己申告してもらった。
この結果と患者の医療データとの関連を解析した。
次のようになった。
・歩行や移動訓練に費やした時間と患者の機能回復程度とは強い関連があった。
・リハビリ時間の多くは姿勢チェックや準備作業に費やされ、患者の実動時間は非常に少なかった。
・それらの時間配分に患者の状態はあまり反映していなかった。
・施術内容と療法士の経験年数との関連も弱かった。
脳卒中患者向けのリハビリ内容と、患者の状態や療法士の経験との間にはほとんど関連が見られなかった。現場の理学療法がいったいどういう根拠に基いて行われているのかますますわからなくなってきた、
というおはなし。
感想:
とても興味深く読んだ。
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