元
Social isolation after stroke leads to depressive-like behavior and decreased BDNF levels in mice.
2013 11月 アメリカ
社会隔離された環境にいた人や動物は、脳梗塞の予後が良くないことが知られている。おなじことが脳卒中のあとにも当てはまるかどうか実験してみたそうな。
人為的に脳梗塞にしたネズミを使って、亜急性期および慢性期に社会隔離する状況を作り、機能的、脳組織的影響を調査した。
次のようになった。
・仲間と一緒にしたネズミに比べ、隔離ネズミは脳組織の虚血ダメージがひどかった。
・また、行動もウツ状態に似たパターンを示した。
・脳卒中後すぐに隔離したネズミでは神経成長を促すタンパク質が減少していた。
脳卒中後の社会隔離環境はネガティブな影響しかなく、ウツや不安の原因にもなりうると考えられた。
孤独を感じている脳卒中患者をはやく見つけ出すことで症状の悪化を防ぐことができるかもしれない、
というおはなし。
感想:
脳卒中患者の個室は禁止だね。