元
Immediate Effects of Exposure to Positive and Negative Emotional Stimuli on Visual Search Characteristics in Patients with Unilateral Neglect.
2013 9月 イスラエル
半側空間無視患者の注意力の特徴を調べてみたそうな。
右脳損傷で半側空間無視の患者8人と、健常な8人について、正面に画像を提示した後の探索課題の反応速度について測定した。
提示する画像は、感情的にネガティブ、ポジティブ、中立的なものを用意して、各々と課題成績との関連を解析した。
次のようになった。
・半側空間無視患者は健常人に比べ、左方への反応速度が遅く、バラつきが大きかった。
・特に、ネガティブな画像を提示されたあとの左方探索速度が非常に遅かった。
・ポジティブ画像よりもネガティブ画像で左右差が大きかった。
心理刺激が半側空間無視患者の反応速度と安定性の空間的アンバランスさに影響を与えることがわかった、
というおはなし。
感想:
ドキッとする画像を見ると、意識する以上に脳が動揺しちゃうってことなのかな。