元
Prestroke Alcohol Consumption and Smoking Are Not Associated with Stroke Severity, Disability at Discharge, and Case Fatality.
2013 10月 ハンガリー
喫煙や飲酒が過ぎると脳卒中の発症リスクになることはよく知られている。
そこで、喫煙、飲酒と脳卒中の重症度、致命率との関連を調べてみたそうな。
1049人の脳卒中患者データについて、発症まえの飲酒量、喫煙量、入院時の重症度、退院時、30日後、1年後の重症度、致命率を調査し関連を解析した。
次のようになった。
・脳卒中前、24.5%が喫煙、24.7%に飲酒習慣があった。
・喫煙量、飲酒量は入院時の重症度と関連はなかった。
・退院時、30日後、1年後の致命率はそれぞれ、12.2%、16.9%、28.3%だった。
・脳梗塞患者について、飲酒習慣の有無と、30日後、1年後の致命率との間に差は見つからなかった。
・脳出血患者では、飲酒習慣があると30日後、1年後の致命率がやや高くなる傾向が見られた。
・喫煙習慣の有無は30日後、1年後ともにあまり影響は見られなかった。
発症前の喫煙と飲酒習慣は脳卒中のリスク要因であるにもかかわらず、発症後 短期的、長期的に大した影響を及ぼすものではないことがわかった、
というおはなし。
感想:
もちろん脳卒中後は両方控えるべきだと思うよ。