元
Cerebral activation evoked by the mirror illusion of the hand in stroke patients compared to normal subjects.
2013 9月 ドイツ
ミラーセラピーの効果を脳の活動から調べてみたそうな。
15人の健常人と脳卒中で上肢麻痺の5人の患者について、
ミラーセラピー中の脳の働きをMRIで観察し、比較した。
次のようになった。
・健常人ではその多くに、右手または左手のミラー像の観察により脳半球に対応する活動が現れた。
・ミラー像の反対側脳の楔前部に現れる活動強度は、動作のスピードに依らなかった。
・なぜか右手については、年齢が高いほど脳の活動強度が低くかった。
・脳卒中患者についても健常者のそれと同様な活動パターンを示していた。
健常者では、ミラー像を介した手の動きが、その反対側の脳に活動をもたらした。
同様のことが重度片麻痺の脳卒中患者にも見られた、
というおはなし。
楔前部(けつぜんぶ)