元
High-versus low-frequency stimulation effects on fine motor control in chronic hemiplegia: a pilot study.
2013 7月 アメリカ
神経筋電気刺激(NMES)療法はどんな周期で刺激すると手の麻痺に効くのか実験してみたそうな。
16人の慢性期脳卒中患者の麻痺手の母指球筋群にNMES療法を行った。40ヘルツまたは20ヘルツの刺激を、週に4回、1ヶ月間継続した。
患者は事前に麻痺の軽重を調べておいた。
次のようになった。
・重症麻痺手の患者は、周波数の高低に関わらず、なんの違いも起きなかった。
・軽症麻痺手の患者では手の機能が大きく改善した。
・このうち特に、高い周波数40ヘルツのグループでは握力、運動機能が向上し、
・低い周波数20ヘルツグループでは手の器用さに改善があったようだった。
神経筋電気刺激治療は軽症麻痺患者にのみ効き、高い周波数のほうがより効果的のようだ、
というおはなし。