元
The effects of mental practice in neurological rehabilitation; a systematic review and meta-analysis.
2013 8月 オランダ
脳卒中リハビリへのメンタルプラクティスの効果を調べてみたそうな。
医学論文データベースから関連する研究を厳選、データを統合して再解析した結果、
次のようになった。
・14件、計421人の脳卒中患者を対象とした研究がみつかった。
・9件でメンタルプラクティスが著しい改善効果を示していた。
・5件で通常のリハビリと同等の効果を示していた。
・6件のメタ解析のうち2件のみがメンタルプラクティスの著しい効果を評価していた。
・5件で認知機能の改善を示していた。
脳卒中患者のメンタルプラクティスはポジティブな効果があるのかも知れない。しかし、うわさするほどのものではなかった、
というおはなし。
感想:
メンタルプラクティスとイメージトレーニングの違いを調べてたらこの文がしっくりきた。
『実際には体を動かさないで、頭の中で運動をしているイメージを思い描くことによって、運動技能を高める練習法をメンタルプラクティスと言います。また、自信をもって競技にのぞむことが出来るように、試合前に実際の競技場目を思いうかべて、心理的コンディションをととのえることをメンタルリハーサルといいます。メンタルプラクティスとメンタルリハーサルをあわせたものが、イメージトレーニングです。
また、メンタルトレーニングやメンタルマネジメントという用語があります。これは、スポーツの場面で、最高の能力を発揮するために必要な心理的側面を高め、自分の精神状態を管理できることをめざして行われるトレーニングです。』
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