元
"Can you send an ambulance please?": a comparison of callers' requests for emergency medical dispatch in non-stroke and stroke calls.
2013 7月 イギリス
救急車出動を要請する電話の内容から脳卒中を判断することは難しく、脳卒中患者の半分は別の病気を想定される。
そこで、救急車要請電話で語られるキーワードの違いを、脳卒中患者とそうでない場合とで比較してみたそうな。
次のようになった。
・脳卒中患者でなかった277のケースでは、
"脳卒中"に触れたケースが3%、"手足の脱力"は4%、"言葉に問題あり"は4%だった。
・また、複数の脳卒中症状について訴える電話はなかった。
・脳卒中患者だった473のケースでは、
"脳卒中"に触れたケースが40%、"手足の脱力"は15%、"言葉に問題あり"は15%だった。
・また、複数の脳卒中症状を訴える電話は3%だった。
患者が脳卒中でない場合、救急車要請電話の中で脳卒中や手足の脱力、言葉がもつれる、顔がゆがむなどの症状を訴えるケースは稀だった。
しかしたとえ患者が脳卒中であっても、これらの症状が語られることは多くはなかった、
というおはなし。