元
Antithrombotic drugs and risk of hemorrhagic stroke in the general population.
2013 7月 イギリス
アスピリン、ワルファリンと脳出血との関連を調べたそうな。
1797件の脳内出血、1340件のクモ膜下出血の患者データおよび10000人の健常人データから、アスピリン、ワルファリン使用との関連を解析した。
次のようになった。
・アスピリンの使用と脳内出血との関連はなかった。一方、 クモ膜下出血のリスクは若干下がった。
・アスピリンを3年以上使っていると、クモ膜下出血のリスクが37%下がった。
・ワルファリン使用者の脳内出血リスクは、非使用者の2.8倍だった。クモ膜下出血は1.7倍。
・特にINRが3以上の場合、脳内出血リスクは7倍に達した。
アスピリンの使用は脳内出血リスクに影響なかった。むしろ長期使用によってクモ膜下出血予防になるかも知れない。
一方、ワルファリンの使用は脳内出血リスクを非常に高くすることが明らかになった、
というおはなし。
感想:
もし 自分がワルファリンを勧められたら...どうするかな?
調べてみると、ワルファリンは殺鼠剤でもある。
食べたネズミが内出血で死ぬ。
また、テロリストは爆弾に殺鼠剤(ワルファリン)を混ぜることがある。
傷を負った人の出血が止まらなくなり、現場の凄惨さを演出する効果があるらしい。