元
Outcomes of medical emergencies on commercial airline flights.
2013 5月 アメリカ
民間航空機内で発生した緊急医療事態の内訳を調べてみたそうな。
5つの国内外の航空会社の過去2年間の記録を調査した結果、
次のようになった。
・604便に1件の割合で航空機内の医療緊急事態が発生していた。
・その多くは失神(37%)、呼吸器症状(12%)、嘔吐(10%)だった。
・48%のケースで乗客中の医師が対応した。
・着陸後、25%が病院へ搬送され、9%が入院し、0.3%が死亡した。
・入院の主な理由は、脳卒中の可能性、呼吸器疾患、心疾患だった。
航空機内での緊急医療事態は失神で始まり、多くは乗客中の医師が対応し、主に脳卒中が疑われた。
けど、緊急着陸や死亡に至るケースは少なかった、
というおはなし。
感想:
日本だと医師の数は約30万人で、1.2億人で割ると400人に1人の割合になる。
飛行機の1便の乗客数が200人とすると、2便に1人は医師が乗っている。
だから乗客中のお医者様対応率48%って数字はアメリカではあるけど妙にしっくりくる。
そういえば発症以来飛行機には乗っていないな...