元
Paradoxical association of smoking with in-hospital mortality among patients admitted with acute ischemic stroke.
2013 6月 アメリカ
喫煙習慣があると、心筋梗塞患者の死亡率が低くなるという報告がある。
脳梗塞でも同様の傾向があるか、確かめてみたそうな。
脳梗塞患者4305人分の医療データについて、喫煙習慣の有無と院内死亡率との関連を解析した結果、
次のようになった。
・喫煙者は概ね若く、男性が多かった。また、高血圧や高脂血症、糖尿病などの危険因子も少なかった。
・喫煙者の神経症状は軽く、tPA治療を受ける者も少なかった。
・喫煙者の院内死亡率は6.6%、非喫煙者は12.4%だった。
・年齢、高血圧、糖尿、高脂血症、神経症状、tPA治療の有無等の危険因子を考慮に入れてなお、喫煙者の院内死亡リスクは、非喫煙者に比べ36%低かった。
心筋梗塞の場合と同様に、喫煙習慣のある脳梗塞患者の院内死亡率は明らかに低かった、
というおはなし。
感想:
かと言ってタバコを吸うと、脳梗塞になりやすいわけで、
結局、タバコは毒にも薬にもならないってことでいいんじゃないかな と思う。