元
Post-Stroke Apathy: An Exploratory Longitudinal Study.
2013 6月 ポルトガル
脳卒中後のアパシー(無気力)の1年後と急性期の比較、影響する要因などを調べてみたそうな。
失語や意識障害のない脳卒中患者について、認知機能テスト、心理テスト、自立度、生活の質を調査し、関連を解析した。
次のようになった。
・平均年齢63、76人の脳卒中患者のうち、アパシーは急性期で17人、1年後に18人いた。
・1年後アパシー患者の41%は急性期から続いていた。
・アパシーは認知障害の既往、抽象言語理解力の低下、低自立度と関連があった。
・特に、抽象言語理解力低下と急性期アパシーは、1年後アパシーの強力なリスク要因だった。
・アパシーがあっても生活の質は悪くならなかった。
脳卒中急性期にアパシーの患者はずっとアパシーになりやすく、抽象言語理解力に問題があるとさらにその傾向は強くなる。しかし生活の質には影響しない、
というおはなし。
感想:
apathyの意味。 【名詞】1無感動.2無関心,冷淡,しらけ
抽象言語理解力って、たぶんこういうこと。