元
Cortical reorganization after motor imagery training in chronic stroke patients with severe motor impairment: a longitudinal fMRI study.
2013 4月 中国
運動イメージ訓練が脳皮質の働きに及ぼす影響を調べたそうな。
18人の慢性期脳卒中患者について、運動イメージ訓練あり、なしの9人ずつのグループに分けた。
運動イメージ訓練は1回30分間×週5日×4週間行った。両グループには通常のリハビリも施した。
その後上肢機能の評価と、脳機能MRIによる脳皮質の活動状況を調べ関連を解析した。
次のようになった。
・非損傷側の感覚運動野の活動が大きくなった。(イメトレ:6人、なし:5人)
・非損傷側の感覚運動野への依存度が大きくなった。(イメトレ:3人、なし:1人)
・この感覚運動野の拡がりと、上肢機能の回復程度との間に有意な関連が見られた。
運動イメージ訓練や通常のリハビリによって脳皮質の活動に変化が生じた。
患者はこういった変化を意識的にコントロールできるようになるかも知れない、
というおはなし。
私の右手指動作時の脳皮質の活動