元
Upper-limb motor control in patients after stroke: Attentional demands and the potential beneficial effects of arm support.
2013 4月 オランダ
軽中程度に上肢麻痺のある脳卒中患者の注意力にどのくらい負荷がかかっているのかを調べてみたそうな。
10人の脳卒中患者について、円を描きながらストロープ課題をこなす2重作業を行わせた。
このとき麻痺腕の重量を支えるアームサポートを使用する場合と使用しない場合での課題スコアを健常人の結果と比較した。
次のようになった。
・アームサポートが無いと、中程度麻痺手の患者での課題スコアが非常に低かった。
・アームサポートがあると、中程度麻痺手の患者での課題スコアに大きな差はなかった。
中程度の上肢麻痺があると2重作業によって腕の自動性が失われる。
そこにアームサポートがあると麻痺手への注意力の負荷が軽減されることがわかった、
というおはなし。
感想:
日頃、左手を使うときに
いちいち"使う気"を呼び起こす必要があることから
この報告に関心を持った。
ちなみにこれがストロープ課題 (観ればわかる)
名称を初めて知った。