元
Laterality affects spontaneous recovery of contralateral hand motor function following motor cortex injury in rhesus monkeys.
2013 5月 アメリカ
脳の利き手への偏りと上肢機能の回復との関係を調べてみたそうな。
アカゲザルの利き手と反対側の脳半球の運動皮質を人為的に損傷させて、その後の自発的な回復を測定した。
フードペレットを拾う作業を通じて、脳損傷前後での上肢機能と利き手依存度の評価を行った。
次のようになった。
・利き手依存度が大きいほど上肢運動機能の回復が悪かった。
・運動皮質の損傷が大きいほど、上肢の障害が大きく 回復も良くなかった。
利き手依存度が大きいほど、それを支配する運動皮質の損傷からの回復が良くないことがわかった。
このことから両手を均等に使える人ほど、脳卒中からの回復が早いと予想できる、
というおはなし。
感想:
一方の脳に偏っている人は、それがダメージを受けた時に他方からの支援を受けにくいんじゃないか...ってこと と理解。