元
The Resonating Arm Exerciser: design and pilot testing of a mechanically passive rehabilitation device that mimics robotic active assistance.
2013 4月 アメリカ
上肢麻痺のロボット支援療法は患者のやる気を引き出し、回復を促す。
しかし構造が複雑で、ほとんど普及していない。
そこでシンプルな構造の上肢運動支援装置を作ってその効果を検証したそうな。
共振アームエクササイザーは車椅子に取り付けられたレバーにゴムバンドを張って、エネルギーを蓄える。
これが車椅子の約10センチの前後移動とレバーの振動運動を生み出す。
この振動周期に合わせて上肢を動かすことで、あたかもロボット支援を受けているのと同じ状況を生み出すことができる。
8人の慢性期脳卒中患者について共振アームエクササイザーで訓練したところ、
次のようになった。
・患者はすぐにこの装置に慣れた。
・関節可動域が2倍近くになった。
・運動機能スコアも上がった。
・なんの不満も起きなかった。
・効果が3ヶ月後も続いた。
共振アームエクササイザーは慢性期脳卒中患者の
上肢機能を改善できるシンプルで安全な装置であることがわかった、
というおはなし。
これが共振アームエクササイザーだ!
どやろか?