元
Estimation of Short-Term Effects of Air Pollution on Stroke Hospital Admissions in Wuhan, China.
2013 4月 中国
大気汚染物質と脳卒中患者の発生との関連を、中国で調べてみたそうな。
武漢の、2006-2008の毎日のNO2、SO2、PM10の濃度及び、気温、湿度の記録と4つの病院の脳卒中入院者記録との関連を解析した。
次のようになった。
・大気汚染物質濃度はNO2,SO2,PM10ともに、平均で10-3月が4-9月の1.5倍ほど高かった。
・寒い季節にはNO2レベルが10μg/m3増える毎に同日の脳卒中入院患者が2.9%増えた。
・同様にPM10が10μg/m3増えると脳卒中患者が1%増えた。
・脳卒中入院患者数とNO2濃度との関連が特に強かった。
・暖かい季節にはこのような関連は見られなかった。
中国の武漢では寒い季節に大気汚染濃度が50%ほど増加する。
そして、NO2濃度が上がると脳卒中患者も増えた、
というおはなし。
武漢の大気汚染 2012